【P-MAX】CVユーザーの新規顧客・既存顧客の割合は?入札単価を均等にする場合
Google広告の「P-MAX」キャンペーンでは、広告を配信する際に特定のオーディエンスを指定することができないため、キャンペーン設定「目標」の項目内にある「顧客の獲得」の機能を利用して、新規顧客・既存顧客に対して入札をコントロールする流れとなります。
「新規顧客に対してのみ入札単価を設定する」場合の新規顧客の割合については前回の記事【P-MAX】本当に新規顧客なのか?「新規顧客に対してのみ入札単価を設定する」機能についてで新規率のデータをお伝えしましたが、今回はデフォルトの設定である新規顧客と既存顧客に対するキャンペーンの入札単価を均等にする場合の、それぞれの割合を調べていきたく思います。
P-MAX「顧客の獲得」の設定について
上述した通り、P-MAXでは特定オーディエンス、また属性(性別・年代など)を指定して広告配信をすることができない仕様です。
そのため、既存顧客の除外設定もできないことから「顧客の獲得」の機能を利用して、「新規顧客へ対してのみ入札単価を設定する」などを選択してコントロールしていく必要があります。
GA4(Google Analytics)と連携することでP-MAXで広告配信されたユーザーの属性(年齢・性別)データを把握することができます。
CVユーザーの新規・既存顧客の割合を調査
今回は以下の方法で検証をしました。
Google Analytics(GA4)とGoogle広告を連携させることで、P-MAX経由でCVしたトランザクションID(受注番号)を把握します。
GA4で抽出したトランザクションID(受注番号)の注文が新規顧客かどうか、クライアント側のデータと照合をかけます。
※GA4でトランザクションIDを抽出するためには「探索」の機能を利用。
抽出したトランザクションID(受注番号)が新規顧客かどうかのデータをクライアントよりフィードバックいただき調査をしました。
結果について
単月のCVデータ、また過去半年、繁忙期のデータを抽出して割合を調査しました。結果としては「新規顧客」の割合がやや多い傾向にはありましたが、デフォルト設定での「キャンペーンの入札単価を均等」の通りに近い割合かと考えています。
まとめ
今回はP-MAXで新規顧客と既存顧客に対するキャンペーンの入札単価を均等にする場合のCVユーザーの実態について調査をいたしました。
広告管理画面やGoogle Analyticsだけでは完結できない確認方法であり、クライアントの協力を得る必要がありますが、P-MAXキャンペーンに対しての費用対効果を裏付ける一つのデータにもなるため、CVユーザーが新規顧客・既存顧客を調査する価値はあるかと考えています。
弊社では「P-MAX」キャンペーンの運用実績が多く、成果を出す支援ができる体制がございます。「P-MAX」キャンペーンの運用に課題を感じている、改善施策が分からないなどありましたら、お気軽にお問合せをいただければ幸いです。
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