クリエイティブ

社内で実施しているクリエイティブ勉強会について

integrity

今回は弊社内で実施をしているクリエイティブ勉強会について紹介をさせてください。

2024年1月からスタートしたクリエイティブ勉強会。週に一度(毎週金曜日)、最大2時間の時間を確保して取り組んでいます。

きっかけは、弊社の顧客でもありデザインについてご指導をいただく機会がある経営者の方からデザインに関する書籍をプレゼントいただいたことです。良本を4冊いただきまして、個人で活用することに加えて組織としても活用をしたく「勉強会」として強制的にインプットをする場を作りました。

また、勉強会スタート前は弊社のデザイナーと仕事をする際に「共通言語」がないことも課題になっており、その課題に向き合いたい狙いもありました。

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社内プロジェクト

クリエイティブ勉強会の進め方

至ってシンプルな進め方ではありますが、本の内容を各自で読み上げて、その後に「気づき」を共有するという内容となります。ここまでがインプットになりますが、アウトプットとして勉強会で学んだ内容を実務へ取り入れます。

各自が本の内容を読み上げる

Slackに専用チャンネルを作り、該当書籍のキャプチャを共有。勉強会メンバーで担当するページを決めて、各自で声を出して読み上げていく。

「気づき」を共有する

「気づき」は議事録としてテキストに残しておく(Slack内)。

実践できる内容を実務で取り入れる

弊社顧客の広告出稿で使うバナー画像などで具体的にアウトプットする。

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社内プロジェクト

ケーススタディ

実際のケーススタディを紹介させてください。

『バナーデザインのきほん』

テーマ毎にNG例とOK例の比較を通じて、デザインのポイントを紹介する『バナーデザインのきほん』。クリエイティブ勉強会を通して本の内容をインプット。学んだテーマを一つピックアップして、弊社の顧客がディスプレイ広告で利用するバナー画像を制作しました。実際に取り組んで一例が以下となります。

  1. 「左右に2分割」
  2. 「版ずれ文字」
  3. 「鏡面反射」

『ほんとに、フォント』

フォントを活かしたデザインレイアウトの本として展開される『ほんとに、フォント』。こちらもテーマ毎にNG例とOK例の比較を通じて「フォント(書体)」の使い方を中心に学ぶことができます。

アウトプットとしては、勉強会後、ポスター制作案件のご相談を受ける機会があり、本書籍を参考にしてデザイン案をご提案することができました。

『デザイン入門教室』

デザインにおけるレイアウトの基本ルール、写真と画像、配色の基本など、デザインにおける知識を体系的に学ぶことができる『デザイン入門教室』。先述した2冊とは違い、座学的な内容が中心となりますが、この1冊を機会にデザイナーとの共通言語が構築できたと感じています。

言葉として知らなかったデザイン用語、また無意識に、常識として使用していたデザインテクニックなどを「言語化」できるようになり、より的確にデザイン作業を進めることができるようになりました。

『なるほどデザイン』

ビジュアルをふんだんに配置して視覚からも学ぶことができる『なるほどデザイン』。デザイナーの頭の中を読み解くような構成で、より実践的な内容をインプットすることができます。上述の『デザイン入門教室』と同じカテゴリの内容もあり、知識を定着させる意味でも非常に勉強になる書籍でした。

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社内プロジェクト

今後も継続したいクリエイティブ勉強会

2024年1月から半年を経過したクリエイティブ勉強会。「継続は力なり」という言葉を体現する取り組みとなっています。

取り組み自体はシンプルで、かつ生成AIなどが普及する時代には原始的な取り組みに映るかもしれませんが、実際に取り組んでみないとわからないものです。

将来的に生成AIなどの普及で、人の手を介すクリエイティブ業務が減ることが予想できますが、実際に指示をするのは「人」であり、また生成AIに対してより質の高い指示を出すためには、デザインにおける基礎知識、実務の経験が必要であると考えています。

  • なぜこのデザインになるのか?
  • 今回のデザインの狙いは?
  • 成果の良かったデザインの要因は?

デザイン感覚(センス)、実績だけではなく、明確に「言語化」して相手に伝える力を養うためにもクリエイティブ勉強会を続けていきたく考えています。

著者
棚橋広幸
棚橋広幸
インテグリティ代表
株式会社インテグリティの代表である棚橋(タナハシ)でございます。会社、事業への想い、日々の業務における気づきなど、幅広くブログの投稿をしております。このブログを通して、多くの人とご縁ができますと幸いでございます。
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